2年生 市立奈良病院の災害訓練に参加してきました

 10月21日(土)市立奈良病院で災害訓練が行われ、看護学生は模擬被災者役として参加しました。私は、『震災で負傷し病院へ運ばれたが、パニックで治療を拒否する』という役でした。訓練前はとても不安でしたが、いざ訓練が始まると、いずれの場面においても医療者の方々が優しく声をかけてくれ、時には肩をさすってもらうこともあり、とても気持ちが落ち着きました。拒否をした場面では、治療の必要性について丁寧な説明を受けました。訓練の場ではありましたが、役を通じて“患者に触れ、寄り添うケアの大切さ”を学びました。
 訓練途中で一時中断し、振り返り・調整を行っていたのも印象的でした。スタッフ間で都度検討し、その場で改善していくことで、一人でも多くの被災者を救うことに繋がっているのだと理解することができました。
 今回は被災者役としての参加でしたが、将来、看護師として災害医療に携わる機会があるかもしれません。災害ではなくても、困難に直面する患者さんとの出会いはあるはずです。その時に、今回の被災者役を通して感じた関わり方や、連携の仕方などを生かしたケアが実践できるように頑張ろうと思います。