3年生領域別実習前半終了

4月16日にスタートした領域別実習が7月12日で4クールを終えました。学生の学びを紹介します。

終末期の実習において受け持った患者さんに対し、私にできたことは、患者さんの隣に座り、痛みを感じる部位をさすることでした。患者さんについて知れば知るほど、苦痛からの解放は安易ではないことがわかり、自分に対しての無力さも実感しました。しかし、実習最終日に、患者さんから「私のところに来てくれて嬉しかった」という言葉をいただき、私が実践したことが患者さんにとって苦痛を和らげるケアのひとつになっていたことを感じました。終末期にある患者さんとって残された時間はとても貴重で、私ができるだけ患者さんのそばにいて話を聞いたり、痛みを感じる部位をさするということで、心安らぐ時間を過ごせてもらえるということを学びました。私は、今でもその患者さんのことを思い出します。患者さんにいただいた言葉を励みに、今後の実習や学習に取り組んでいきたいと思います。